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2008年03月12日

アマゾン「ほしい物リスト」、他人に丸見え 本名も表示

アマゾン「ほしい物リスト」、他人に丸見え 本名も表示
copy from asahi.com 2008年03月12日18時45分

 ネット通販大手「Amazon」(アマゾン)のサイトで、欲しい商品を登録したユーザーの個人名やリストが、検索すると他のユーザーから見えてしまうことが、ネット上で問題にされている。表示されないように設定もできるが、大半のユーザーは検索されることを知らずに使っている可能性がある。

 問題になっているのは、アマゾンの「ほしい物リスト」。商品目録を見て、今は買わないが「欲しい」と思う場合に登録しておく機能だ。備忘録のように後で一覧にして見ることができる。

 以前は「ウィッシュリスト」と呼んでいたが、アマゾンジャパンが今年3月から「ほしい物リスト」に改称した。

 ウィッシュリストは、アメリカなどでは、プレゼントなどのために知人や家族に自分の欲しいものをさりげなく知らせることを指す。そのため、アマゾンのサイトには、他の人の「欲しいものリスト」を検索できる機能がついている。

 姓名の一部や住んでいる都道府県名を入れると、該当するユーザーの名前の一覧が表れる。どれかをクリックすると、そのユーザーの「ほしい物リスト」が表示される仕組みだ。アマゾンは利用者数を明らかにしていないが、「佐藤」で検索すると、2万5000人以上の名前の一覧が表示された。

 中には、特定の病気について書かれた本が並ぶリストや、アダルトグッズなどが並ぶリストもあり、そのユーザーが「自分の名前とともに公開される」ことを意識しているとは考えにくいものも多い。

 個人名に加え、法人名などでも検索の対象になる。たとえば、ある県警本部の広報部門で登録された「ほしい物リスト」には、クレーマー対策の本が入っていた。ある新聞社の支局名で登録された「ほしい物リスト」を表示させると、記者の個人名と思われる名前が出てきた。

 メールアドレスからも検索ができ、該当するアドレスがあれば、アマゾンに登録してあるユーザーの本名が表示される。

 リストは、公開しないという設定もでき、検索にヒットしなくなるが、初期状態は「公開する」に設定されている。さらに「公開される」という説明は、必ずしも明確に示されていない。

 アマゾンで商品を検索中に「ほしい物リストに追加する」というボタンを押すと、そのままリストが作成される。それが他のユーザーに公開され、名前などで検索される状態になるが、そのことについて、この時点では説明がない。

 「ほしい物リスト」の一覧を表示させると、「このリストの初期設定は公開になっています」という注意書きが小さな赤い文字で表示されるが、この操作をするなどしないと目に触れることはない。

 「2ちゃんねる」には「単なるお気に入りだと思っていた」「覚えのないリストが(自分の名前で)表示された」などクレームに交じって、「有名ブロガーのアドレスを入れたら、本名が出てきた」という書き込みもされている。

 サイトを運営するアマゾンジャパンの広報担当者は「公開になるという説明は、必ず目につくような場所につけている。設定の変更もできるようになっている」と説明。「そもそも、ほしい物リストは、アメリカの文化で、友人や家族にプレゼントして欲しいものをあらかじめリスト化する習慣に合わせてできた機能。公開して使うことが前提になっている」としている。

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2008年02月12日

ヤフー、マイクロソフトの提案拒否 買収額「過小評価」

ヤフー、マイクロソフトの提案拒否 買収額「過小評価」
copy from asahi.com 2008年02月12日00時14分

 インターネット検索大手の米ヤフーは11日、ソフトウエア最大手の米マイクロソフト(MS)からの総額446億ドル(約4兆7700億円)の買収提案について、「ヤフーと同社株主にとって最善策ではない」との結論に達したと発表し、提案を拒否する方針を明らかにした。取締役会で提案を慎重に検討した結果、ヤフーの企業価値を「かなり過小評価している」と判断したという。

 MSは1日、ヤフーに買収を提案したと発表していた。これに対し、ヤフーは「戦略的な代替案を含め、選択肢を幅広く検討する」と慎重な姿勢を示していた

2008年02月04日

MSとヤフーの交渉難航か グーグルが買収阻止へ動く?

MSとヤフーの交渉難航か グーグルが買収阻止へ動く?
copy from sanspo.com 04feb08

 ソフトウエア最大手、米マイクロソフト(MS)の米インターネット検索大手ヤフーに対する総額446億ドル(約4兆7600億円)の買収提案をめぐり、両社の交渉難航を予想する見方が強まりつつある。ほかのメディア企業がヤフーに関心を示しているとの観測も浮上。グーグルがMSの買収阻止に動いたともいわれ、交渉の行方は混沌(こんとん)としている。

 欧米メディアは3日、複数の企業がヤフー買収を検討、既に接触を試みたと報じた。さらにライバル、グーグルのエリック・シュミット最高経営責任者(CEO)がヤフー創業者のジェリー・ヤンCEOにMSに対抗するため協力を惜しまないと申し出たという。

 ヤンCEOはMS嫌いで知られる。ヤフー経営陣は、市場価格の62%増しというMSの破格の提示額が低いと評価。グーグルとの提携も選択肢の一つに考えている。

 MSはヤフーが提案を受諾しない場合、敵対的買収に乗り出す構えだ。ヤフーは敵対的買収者が現れれば、割安な価格で現株主に新株を割り当てて買収者の資金負担を重くし、撤退するように仕向ける防衛策を導入するとみられる。全面対決となれば長期化は必至だ。

 資金面でMSをしのぐのは難しく、ネット検索市場で市場占有率(シェア)6割に達するグーグルと2割を握るヤフーが組むのは独占禁止法に抵触し、買収防衛策の発動は訴訟リスクが高い−。米情報技術(IT)業界では、こうした理由からMSが有利とみる関係者が多い。

 ただ、MSは基本ソフト(OS)分野で圧倒的なシェアを持つウィンドウズをめぐって欧米の独禁法当局と長年争ってきた。欧州連合(EU)欧州委員会は特に今回の買収提案を慎重に審査する方針とされる。ヤフーが身売りに同意したとしても、独禁法当局の認可というハードルも決して低くはなさそうだ。(共同)



2008年02月03日

ヤフー株、破格の6割上乗せ マイクロソフト買収提案

ヤフー株、破格の6割上乗せ マイクロソフト買収提案
copy from asahi.com 2008年02月03日

 ソフトウエア最大手のマイクロソフト(MS)によるインターネット検索大手ヤフーへの買収提案は、株価への上乗せ幅が62%と破格の内容だった。MSは水面下で失敗した合併交渉をあえて公にさらしたうえで、好条件で合意を迫る作戦とみられる。独自経営にこだわってきたヤフーが再び提案を拒否することができるか。決断次第でITの覇権をめぐる競争の構図は大きく変わる。


 「我々の組み合わせは、両社の株主に素晴らしい価値をもたらす」

 買収提案を発表したMSのスティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)は1日の会見で、株主の利点を強調した。直後のニューヨーク株式市場では、ヤフー株が急騰。。MSの提案した買い取り価格31ドルに近づいた。MSの狙い通り、ひとまず投資家が買収を評価した格好だ。

 MSは06年から昨年にかけてヤフーとの間で経営統合に向けた交渉を続けてきたが、ヤフー側が断った。MSが今回、合意を取り付けずに買収提案を発表したのは、破格の買収価格に賛同する株主を「味方」に引き入れて外堀を埋め、MSとの統合に消極的なヤフー経営陣を突き動かすのが最大の狙いとみられる。

 似た例が昨年もあった。「メディア王」ルパート・マードック氏率いるニューズ社による米新聞大手ダウ・ジョーンズ(DJ)社の買収だ。買収提案にDJ社創業家一族は拒否の意向を示し、労組も猛反発した。だが、買収を後押しする株主を無視できず、3カ月後に買収を受け入れた。

 この時の買収価格も、通常30%程度とされる提案前の株価への上乗せ幅は、MSとほぼ同じ約65%。買収を拒否すれば、期待感で上昇した株価が急落する危険が高い。強力な自力再生策を打ち出せなければ、経営は立ちゆかなくなる。破格の条件は了承を取り付ける強力な武器だ。

 米アナリストらの間では「高額条件は、MSが本気で買収成立を狙った証拠」との指摘が多く、ブライアン・ボラン氏は「ヤフーが拒否するのは難しく、買収成立の確率は90%」と予想する。ヤフーが拒否した場合、株式公開買い付け(TOB)など強行手段に出る可能性も取りざたされている。

 だが、ヤフーはMSへの対抗心が強く、創業者の一人、ジェリー・ヤンCEOはその筆頭とも言われる。米メディアは、ヤフーがMSとは別の提携相手を探しているとも報じている。提携候補にはイーベイやニューズ社などの名が挙げられている。


■独禁法抵触?効果には賛否

 ソフトウエア市場で圧倒的なシェアを持つMSのヤフー買収には、独占禁止法に抵触しかねない問題もつきまとう。欧米メディアは1日、米独禁当局が関心を示したと報じた。業界関係者の間では、欧州の当局が難色を示す可能性が指摘されている。

 一方、買収の効果については見方が分かれる。

 「ネット広告事業は規模が重要だ」とMSは強調。MSは米国内の検索シェアが10%に満たず、ネット事業は営業赤字から抜け出せなかった。23%弱のシェアを持つヤフーを傘下に入れ、年10億ドルと見込む経費削減効果などで収益力強化が期待できる。

 逆に、「MSはネット事業に必要なものをすべて持っており、ヤフーから得るものはほとんどない」と指摘するアナリストもいる。グーグルのユーザーをMS側に振り向かせるには、検索の使い勝手を良くするのが最善の方法で、「規模より技術力が勝負を分ける」とみられている。